試験対策コース

英語検定試験( IELTS, TOEFL, TOEIC, ケンブリッジ)準備対策コース

主にIELTS, TOEFL, TOEIC,ケンブリッジ英検等の試験の傾向を探求し、模試を受けたり過去の試験を手がけたりして試験の構成と形式、時間配分になれる。試験実施日に合わせた日程で開講されており、コースによっては講義と本試験がパッケージになっている場合もあります。

IELTS対策コース

IELTS(International English Language Testing System)はオーストラリアのTAFE・大学基準として一般的に使われている英検です。ケンリッジ大学地方試験委員会(UCLES)とブリテイッシュカウンシルとIDP(オーストラリアの教育を促進する組織)との共同で運営しているもので、受験者が大学や専門学校で英語を使って学んだり、訓練を受ける力を試す試験です。

試験場と試験日

テストは105ヶ国の認定された210ヶ所の試験場で受験することができます。メルボルンではRMITのCELL、Hawthorn Language Instituteが試験場をなっています。テスト日は普段は月に一回、受験者の多い時期はその回数を増やしています。
※2006年4月末まで前回受験より次回までの期間を3ヶ月おかなくてはならないですが、5月1日よりそのシステムがなくなり、一番短い期間で次の試験に臨むことが可能になりました。

TOEFL試験対策コース

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)はEducational Testing Serviceによって考案されたアメリカの大学に入るための能力試験で、オーストラリアの大学の入学基準としてIELTS試験が主に適用されますが、このTOEFLも適用されています。TOEFLは 聴解力、読解力、構成力(語彙力、文法力)を試す四択問題と文章力を試す筆記試験がベースです。

TOEFLの主な問題構成は次の通りです。
聴解力(30-49問)―20-25分
構成力(20-25問)―15-20分
読解力(44-55問)―70-90分
文章力(1問)−30分

留学後は日本に帰国し即就職活動に入る学生にとっては、現地での英語力向上と共に向上度のバロメーターとして定期的に英語能力試験を受験する必要があります。

TOEFL試験はオーストラリアでも定期的に受験できる英語能力試験です。

TOEIC 試験対策コース

TOEIC試験は職場設定における英語能力を評価する国際的に広く認識された試験です。世界各国で毎年二百万人の学生や社会人がこれを受験し、4千を上回る企業がこの評価を雇用に適用していると言われています。

ここで試される英語は、職場で使われるビジネス用語や技術用語ではなく、日常のビジネス環境で一般に使われている日常会話的な英語です。つまり、ビジネス、商業、産業界で如何に流暢に、スムーズにコミュニケーションが取れるかに焦点を置いています。

解答時間は2時間、聴解問題100問と読解問題100問の合計200問の多肢選択問題。聴解問題では陳述文、疑問文、短い会話文、短い話を聴解。読解問題の読解文は多種にわたり、75分間以内に解答していきます。評価は合否形式ではなく、聴解、読解問題各5〜495点、総合点10〜990点の範囲のスコアで表示される。受験料は130豪ドル(GST込み)

試験の構成

聴解問題 100問(カセットの長さが約45分間)と読解問題100問(約75分間)で構成され、所要時間約二時間の試験であるが、比較的時間は十分に与えられていてほとんどの受験者は問題を全部完了する事ができます。問題に入る前に学歴、仕事、英語学習歴など自己についての質問に答える(約20分間)

(1)聴解力( 45分100問)

* 絵・写真問題− 20の写真を見ながらテープを聞き、その写真の主題や行動描写で一番適合するものを選ぶ。

* 質問・解答問題− 30の質問のそれぞれに対して3つの答えを聞き、一番適合する答えを選ぶ

* 会話問題− 30の短い会話を聞き、一つの会話それぞれに質問が4つと四択肢が問題用紙に表示されてあり、その四択の中から一番適合するものを選ぶ。それぞれの会話が始まる前に質問と四択に目を通しておくとよい。

* ショートトーク− 20の会話を聞き、一つの会話に対しそれぞれ2つから4つの質問が問題用紙にかかれてあり、答えは四択から一番適合するものを選ぶ。この問題が聴解問題の中で一番難関だと言われる。

(2)読解力( 75分100問)

* 文完成問題− 40の文の(    )に最も適切な語の4択

* 間違い探し− 20の文のそれぞれに4つの下線部がありその中から間違った語を選ぶ

* 英文解釈問題( 40問)

それぞれのセクション(聴解力・読解力)の配点が 495点で合計990点

オーストラリア全国の多数の語学学校に TOEIC試験対策コースが開講されており、フルタイムの集中講座として、従来の英語コースの一環として、或いは英語コースの選択授業として受講できるので、どの程度TOEIC試験対策に力を入れたいか考慮して学校やコースを選択すると良いでしょう。

TOEIC試験対策コースを開講している語学学校の多くは公式試験センターとなっている場合もあるので確認しましょう。

また試験センターとなっている語学学校には、TOEICの試験対策コースを受講している学生だけの受験を認める非公開試験場と、一般(その学校の学生以外)の受験も認める公開試験センターがあります。

TOEICの試験対策コースを実際に開講している語学学校は、IELTSやケンブリッジ試験対策コースをを実施している学校に比べて稀です。日本人や韓国人留学生の集中するQLD州やNSW州に比較的集中しており、VIC州では週20時間、5週間集中試験対策コースを開講しているCambridge International College の他、パートタイム又は選択授業として履修できる学校もあります。

TOEIC試験の定期的な受験

オーストラリア各州の殆どに公式の公開 TOEIC試験センターが設置されています。普通、大学付属や私立の語学学校が試験センターとなっており、その語学学校の学生でなくてもTOEICを受験することができます。受験日は試験会場によって異なりますが、多い所で月一回実施しているところもあり、定期的な受験が可能。受験申し込みは各試験センターに直接問い合わせるとよいでしょう。試験について詳しくはETS公式サイトへ、オーストラリア国内で開講しているTOEIC試験準備対策コースはこちらからお問い合わせください

ケンブリッジ英検試験対策コース

イギリス、アイルランドを始めとし、欧米で広く普及しているこのケンブリッジ英検は、 1858年に、英国ケンブリッジ大学の検定協会(UCLES:University of Cambridge Local Examination Syndicate)で研究・開発され、現在、UCLESの一部門、Cambridge ESOL(ケンブリッジ英検試験部門)で運営されています。ちなみにイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ等の大学、高等学校、カレッジ、TAFE等の留学生対象の英語力入学基準として公式に使われているIELTS(International English Language Testing System)はこのCambridge ESOLとブリティッシュカウンシルとIDP Education Australiaとの共同で運営されています。

ケンブリッジ英検の種類は受験者タイプ別に一般英語、ビジネス用英語、ヤングラーナーズと大きく三種類あります

一般英語…一般向けの英語検定で基礎から最上級までの 5段階の検定試験

Key English Test (KET)

Preliminary English Test (PET)

First Certificate in English (FCE)

Certificate of Advanced English (CAE)

Certificate of Proficiency in English(CPE)

ビジネス用英語… ビジネス英語能力を判定する英検。外資系企業への就職を希望する方、国際的なビジネス現場で英語を使って仕事がしたいと考えている方に最適。このビジネス用の検定試験には以下の 3段階あります。

Business English Certificate-Higher,

Business English Certificate-Vantage,

Business English Certificate-Preliminary

ヤングラーナーズ…英語を学習し始めて間もない子供を対象とした英語検定、英語の入門レベルとして 1997年にスタートした。3段階(Starters/ Movers/ Flyers)の検定試験があります。

一般に語学留学目的で渡豪し、英語力の向上度の目安として或いは就職目的に英語検定試験の受験を希望する留学生の間で人気のある試験は、 FCE、CAE、CPEです。以下はこれらの試験内容です。

試験内容と評価

試験内容は読解力、文章力、聴解力、会話力 (面接)と言語の4能力をバランスよく評価するもので、日常生活での実際の場面をベースにした内容です。記述方式による解答、判定は合否で表示されます。一般試験のFCE、CAE、CPEでは、読解力、文章力、聴解力、会話力の4項目の他 English in Useという項目があり、穴埋め、間違い訂正、文章構成、言語形態の変換、文章完成、文章解釈、要約などあらゆる課題をこなすことで言語操作能力を試す問題が出題されます。

FCE、CAE、CPE共に出題形式は次の通りです。

リーディング…小説(フィクション又はノンフィクション)、定期刊行物、新聞、雑誌から適用した文章を読解し、その要旨、詳細、文章構造を理解し、意味を推測する。 CAEではその文章に書かれた意見、姿勢や態度を認識できる力、CPEではさらに意見や態度の展開を認識できる力を試すなど、さらに高度な能力を要求する。

ライティング…目的や読者層を考慮し、さまざまなトピックを盛り込みながら手紙、記事、レポート、批評を書く。 FCEでは120〜180語、CAEでは約250語、CPEでは300〜350語の範囲でまとめる。

Use of English…文章穴埋め、語やフレーズの変換、文章の訂正、CPEでは文章解釈問題と要旨まとめ記述問題など。

リスニング…インタビュー、議論、講義、会話などバラエティーに富んだ素材を聴いて、意味を理解、推測し、情報を収集し、話者の意見や態度を理解する。

スピーキング…インタビュー、一分間スピーチ、ペアワーク、議論などの 4つのセクションに分かれている。受験者は写真、絵、文章など発言を刺激させる素材が与えられる。

FCE、CAE、CPEの各項目の試験時間は次の通り。

FCE

リーディング -1時間15分

ライティング -1時間30分(120〜180語)

Use of English-1時間15分

リスニング -約40分

スピーキング -約14分

CAE

リーディング -1時間15分

ライティング -2時間(約250語)

Use of English-1時間30分

リスニング -約45分

スピーキング -約15分

CPE

リーディング -1時間30分

ライティング -2時間(300〜350語)

Use of English-1時間30分

リスニング -約40分

スピーキング -約19分

各項目 40点満点で総合スコアは200点で、それを基準にグレードが決まります。(合格グレードA:80 ?100%, B:75−79%, C: 60−74%、不合格グレード、BとE)

ケンブリッジ英検の受験対策コースは多数の語学学校で集中講座や選択科目として開講されています。オーストラリアの各州で試験センターが設けられ、 FCEとCAEは3月、6月、12月の年3回、CPEは6月と12月の年2回と定期的な受験も可能です。ケンブリッジ英検、試験センターについて詳しくは公式ウエブサイト(http://www.cambridge-efl.org.uk/exam/index.cfm)を

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